過蓋咬合とは、上あごの歯と下あごの歯とを噛み合わせたときに下の前歯が見えなくなるほど、深く噛み合っている状態を言います。「ディープバイト」とも呼ばれる不正咬合の一種です。
奥歯を噛み合わせた状態を正面から見た場合、上の前歯が下の前歯に2~3ミリ程度被さった状態が通常となりますが、過蓋咬合は下の前歯が上の前歯に大きく覆いかぶされた状態となります。
過蓋咬合は噛み合う力が過剰になりやすいことから、顎関節症のリスクを高めてしまう、下あごの歯茎を傷つけてしまうなど様々な症状を引き起こす原因にもなり得ます。